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2009-07-16

gemeinsame Mieze

数年前に同じ建物に住んでいた家族が飼っていた猫が、毎日うちにご飯を食べに来るようになった。ここには3棟のアパートがあって、その家族は、同じ敷地内の別の棟に引っ越しただけなので、猫の行動範囲は以前とあんまり変わらない。以前は、「Mieze(ミーツェ):こねこちゃん」ってみんな呼んでいたんだけど、最近は「Paula(パウラ)」って呼んでいる。これが本名らしい。一度名前を教えてもらったんだけど、もっと複雑で一度で覚えられなかったような記憶があるんだけど。因みに、「Mieze」は、幼児語なんだろうけど、自分の身近な猫に対して使ってるみたい。オスメス問わずでかい猫に対しても使う。


しっぽを畳まないパウラさん
いつもダラっと伸ばしたまま



この辺のアパートは、メインの玄関はたいてい開けっ放し。なので、どこかしらのアパートには入り込んでいる模様。うちには、9-10時の間にご飯を食べに来る。午後は、私を見かけたら一緒について来てご飯をねだる。去年は、2、3日に一度くらいで、おやつを食べに来る程度だったんだけど、いつの間にか、毎日来るようになってしまった。ジャーキーを時々あげてたのが、「なんか不経済だな」と思って、小さなカリカリを用意するようになって、そのうち、小さなカリカリを買う頻度も増えてきて、普通の1㌔サイズを常備するようになってしまった。


パウラさんが頻繁に来るなと思ってたら、そこの奥さんがワン公の散歩をしているのを何度も目撃するように。あの頻度は、お友達ワン公の散歩じゃないだろな、とダンナが結論。それから間もなく、下の奥さんから聞いた話によると、「パウラの家族、最近新しい猫飼ったみたいよ。」。えー何それ。あと、「あそこの奥さんもパウラにご飯をあげているみたい」とのこと。よそでも貰えててよかった・・・・。



ご飯を食べてるパウラさん
食べる姿を見ていると、不機嫌そうに振り返る
取られるのかもしれないと、警戒してそう


 パウラさんがお家に寄り付かなくなったのは、ワン公&新しい猫のせいなのか。それとも、うちでご飯をあげる頻度が増えたため、家にあまり帰らなくなってしまい、寂しくて新しい猫を飼ったとか・・・・。いろいろ考えてしまうんだけど、夜の11時くらいにバイトから帰ると、パウラさんがどこからともなくやって来る。この時間だと、さすがに玄関の戸が閉められちゃってるし。そうすると、うちでご飯をあげて、そのままこの建物で泊まっていく(ダンナが嫌がるので、パウラさんは出入り禁止。)そんで、うちで朝ごはんを食べていく。

そんなんで、パウラさんはお家を持たない「gemeinsame Mieze」状態。「gemeinsame Mieze」は「みんなの猫」ぐらいの意味。ご飯をねだられたら、とりあえず何かあげたり、みんなで世話をする。この間、近所の子供が騒いでいたので、見に行ったら、パウラさんがねずみを捕って血祭りにあげていた。パウラさんは、逞しく生きていけそうで安心した。

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