Pages

2010-08-17

ペトラのダンナ

先週の金曜日、Kneipeから電話がかかってきた。「今から来れたら来て」。ここのところ、天気が悪かったので、バイトは無いだろうなと、期待してたんだけど。この日は、ダンナと久しぶりにクラン戦に出ようと思ってたんだけど、まぁ仕方ない・・・・。


行ってみると、ものすごい数のお客さんがいるわけでもなかったんだけど、ペトラの姿がなかった。シルビアは厨房で調理中で、意味ありげに、「あとで話してあげるわね」と。「なんだよぉ、夏休み明け速攻Kasse(療養休暇)かよ」と思っちゃった。

「ペーター(ペトラのダンナ)から電話があってね、マークスがスーパーでナイフを突きつけられたのよ。幸い、見ていた人が警察に電話を掛けてくれたらしく、何事も無かったみたいなんだけど。警察から事情説明もあるから、誰か来てくれとお店か連絡があってね。そしたら、ペーター、ペトラをマークスの所に行かせてくれって。彼女仕事中なのよ。車ですぐに駆けつけられるくせに。ふつう嫁に行かせる?」と、おばさんはかなり呆れてた。私も呆れた。

帰る頃、雨が激しく降り出したので、ダンナにお迎えにきてもらった。ダンナが入ってくると、「ちょっと、ペーターたっら・・・・」と、おばさんはダンナにも語りだした。義母から聞いてダンナはもう知ってるかと思ったけど、ダンナの所にはまだその情報は行ってなかったみたいだ。一通り聞いて、「どうせ夕方から飲み始まって車出せなかったんだろ。ペーターらしいよ。男親のくせに。ふつう、自転車ででも駆けつけるもんだろ」。おばさんも嬉々としてダンナの意見に賛同してた。「明日、ペトラがなんて説明するかしら・・・・」。ペトラの意見にかなり興味があるらしい。

ペトラの話によると、この日の夕方、ペトラがいないので、庭でバーベキューでもしてお夕飯代わりにするか、と準備をしていたら、炭が切れているのに気づいた。ダンナが言っていたように、ペーターはすでに飲んじゃってたので、マークスが自転車で炭を買いに出かけたという。そしたら、カツアゲに遭うなんて・・・・。なんでも、犯人は12歳の男の子だったという。マークスより年下。マークスは実年齢より幼く見えるからなぁ。今年で14歳だけど、タッパのある10歳といっても通るぐらい。

ペトラ曰く、「飲んじゃってたんだから仕方ない」と、言うことらしい。みんなは、「そんなの関係ないだろう。なんでもないと聞いていても、何をおいてもソッコー駆けつけるもんだろ。嫁に電話掛けてるひま無いだろ」って。ペトラには直接言わないけど。そのスーパーというのは、森を抜けてすぐのことで、ペトラんちだったら、自転車で行っても車と同じ時間で着いちゃうくらい。

ペーターを擁護するわけじゃないけど、ペーターは公務員だったりする。万が一、飲酒で事故ったら・・・・というのもあったのかな。車から降りて、酒臭い息で警察とやり取りする度胸がなかったとか。それとも、運転するのがヤバイほど飲んじゃってたのかな。それか、過去に飲酒で免停とか。自転車があるじゃないか、というご意見もあるけど、自転車での飲酒運転もダメなんだよね。恐らく、罰金程度だろうけど。

いや、やはり、警察に飲酒云々で咎められたら、「息子の一大事にそんなことかまってられるかよ」ってぐらいかましてもいいんじゃないかと。
ペーターは、
・ペトラや子供たちをタバコを買いに走らせるくらい
・ペトラの自転車のパンクも直してやらないくらい
・長期の休み中に家族旅行を計画しないくらい
・義母の買い物に車を出すのを嫌がるくらい
「ダラ亭主」だという。
今回のことでますますそのイメージが一族の中で強くなってしまった。

因みに、そのスーパーは、ここ1年で2回ほど営業中にピストル強盗に入られてるんだよね。犯罪を呼び寄せてしまうのかねぇ・・・・。

1 comment: