Pages

2009-11-03

さようならQuelle

Quelleはドイツ大手の通販。わりと老舗らしい。ライバル会社のOTTOは今年で60周年なので、それぐらい古いのかな。このQuelleの倒産が数週間前に確定して、この間の日曜日の6時からネット上で売り尽くしセールを始めた。朝の6時って・・・・しかも日曜日。サマータイムが終わる翌日の日曜日にすればよかったのに、と思う。同じ6時でも実質7時だし。


日曜のお昼ぐらいのニュースで聞いたんだけど、あまりにもたくさんのアクセスが殺到したため、サーバーが一時ダウンしてしまったらしい。特に、家電・PC類へのアクセスが集中したとか。テレビでも言ってたけど、保証はQuelleではもう取り扱えないので、自分で直接メーカに問い合わせるしかないんだよね。復旧はしたものの、接続し難い状態が続いてる模様。ダンナが日曜の夕方に試しにQuelleサイトに行ってみたら、ぜんぜん繋がらなかった。月曜の朝5時に見に行ったら、普通に繋がった。特に欲しいものはなかったんだけど、ささやかながら売り尽くしに協力しました。

昨日はこんなの出てなかったのに
ぜんぜん繋がらずに延々と読み込んでた

 

義母はわりと通販を使う人で、いろいろとカタログを持っている。でも、Quelleが倒産するというニュースを聞いて、速攻カタログを捨てたみたい。Quelleはお気に入りって言ってたのに。私がQuelleを使い始めたのは、今年の4月か5月だったかな。これで「Myカタログ初のget」と思ってたら、その数週間後、Quelleの経営が思わしくないというのニュースが流れた。この時期、OPELも経営難で、国が援助する話が出てて、Quelleも国の援助が必要だと訴えてた。しかも、秋冬物のカタログが印刷できなくて、多少、国から援助が出たのかな。義母のところには、カタログが来たけど、新規顧客の私のところには何も送ってくれなかった。多分、ネットからの注文者への送付は割愛されたんだろうな。

Quelleは個人の「Quelleショップ」とか、近所から注文を取りまとめる人とか、大き目の店舗で商品を展示して販売(注文)といった形の販売をしていた。隣の町にも小さなQuelleショップがある。カタログの商品を手に取れるというのはいいかもしれない。ドイツ人は不確かなものにお金ださなそうだし。「取りまとめさん」は他の通販でもあったかな。取りまとめる規模によっては、報酬もあるのかな?義母なんかは、親戚からの注文を取りまとめていて、その報酬として、Quelleからちょっとした割引をしてもらってたみたい。

このQuelleという通販会社はKarstadtという老舗のデパートと同じグループなのかな。数年前から、共同で保険会社を作ったらしく、よくCMを見かけた。このデパートも倒産の危機にあるという。この両社が倒産したら、かなりの失業者が出るだろうと言われてた。ライプチヒにもこのデパートがあるんだけど、確か数年前に建て替えたばっかりなんだよね。概観は古い建物をそのまま使ってて、中身とのギャップが目を引いて面白かったんだけど。構造は地下からの吹き抜けで、地下には噴水があって、エスカレーターから見ることがでる。わりと高級感のあるデパートになって、お金をものすごくかけた造りだなぁと思ったんだけど。経営難の話から、店舗をいくつか閉鎖するという話が出てたり、どこかの国のデパートが買い取りに興味ある、ような話が出てたけど、最近はあまり聞かなくなった。

結局、ドイツはQuelleの経営を援助しなかったんだよね。カタログのお金は出したけど。OPELは助けようとしたのに・・・・って不満だろうけど。ライプチヒにはQuelleの配送センターがあるので、Karstadtも閉鎖することになったら、失業者がまた増えそう。

1 comment: