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2008-07-06

マキータは強運の持ち主

Kneipeのシルビアのお姉さん、マキータはかなり強運の持ち主。テレビ、スパーの懸賞などをいろいろ当ててるらしい。これまでに、自転車3台、タクシー付お買い物券、最新型のテレビなど。ダンナのお母さんもいろいろと当てているけど、その彼女も羨むほど。


彼女の強運は、職探しにも如何なく発揮されている。といっても、本人曰く、「もう働く気はない」ので、かなり迷惑らしい。つい最近役所から紹介されたホテルのベットメイキングの仕事を、「やることが多すぎて私にはムリ」といって辞めたばかりだけど、役所がまた3つほど紹介してくれているという。彼女は長らく失業の身でいても、Kneipeで適当に小銭を稼いでいたんだけど、最近ドイツでも失業手当・生活保護の条件が厳しくなっているため、数年前から役所が斡旋する仕事に就かなければならないらしい。さもなければ、「今のアパートより安いところに引越し&支給額の減額」とのこと。でもそんなことを言い渡されても、試用期間中に「私より若い人を雇った方がいいわよ」といったり、「本当は働く気はない」とダイレクトに雇用主に言ったりしているみたいだ(義母談)。

これまでに役所には「あ、その日からロンドンに旅行に行くから」と断ったり、「うちから通うには遠すぎる」とか、いろいろな理由を言って断っていて、マキータ的には「働く気がないのをいい加減気づけよ」というアピールなのかもしれない。おじさんのとこではわりと重宝がられてると思う。お役所的な事情があって正式には雇用できないのもあるけど、マキータがここでの仕事があまり好きじゃないらしい。マキータが年金を貰うまでにあと10年。のらりくらりとかわしていくんだろうな。

ドイツには「1ユーロアルバイト」というのがある。例えば、「失業手当・生活保護をこれからも受けたいのなら、ちょっとは働けよ」とか、「年金受給者でもちょっと体を動かしたい」という人のための仕事。自給が1ユーロというわけじゃないけど、それぐらい低い自給の仕事ということらしい。例えば、歩道、公園、道路などのごみ拾いとか。大きな街には大抵あるらしいんだけど、スーパーなどで消費期限が切れた食材を生活保護者に無料(地域によっては有料みたい。1ユーロくらい?今日テレビでやってた)で配っているところがある。Tafelといったかな。Tafelで新鮮な野菜を支給できるよう、農園での仕事もあるようだ。

ドイツもいろんないろいろと策を練って、失業・生活保護手当の支給を減らそうとしているけど、「お金もらえるの少なくなるけど、このままでいいや」と思っている人はかなり多かったりする。

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