アパートでペット

ドイツではわりとペット可のアパートが多い。いや、ペットも家族なので、「ペット可」という断り書きをわざわざしないのかもしれない。「え？ペット不可?そんなアパート誰も住まねーよ」とまでダンナは言い切る。

以前、同じアパートに住んでいたMieze。引っ越したといっても同じ敷地。
寒いときとか、家に誰もいない時なんかは、うちの建物にやってくる。
人懐こくて、写真を撮るのが難しい。
２階に住むおばさんがかわいがっていたけど、
部屋で粗相をしたためか、以後、出入り禁止らしい。

うちのアパートには６戸あって、そのうちペットを飼っているのは３家族。１階の小学生が２人の家は、小型犬、猫、ウサギかMeerschwein。Meerschweinというのは、巨大ハムスターみたいなの。もう１軒は、グレートデン。普通の状態で大人の腰ぐらいまである。２階の人は猫。完全室内飼いなので、時々ベランダで日向ぼっこしているのを見かけるぐらい。下の猫と遠距離で喧嘩をしている。

ぺトラの家もアパートなんだけど、「ぺトラの家は動物園」とおばさんが言うほど、いろんな動物を飼っていた。14年飼っているシーズ。「あの犬は悪食だ。チョコ食うんだよ。」とダンナ。しかもかなりの肥満気味。マークスが欲しいとねだったらしい小鳥。半年前、突然病気で死んでしまったらしいけど、また新しく飼い始めたらしい。最初は２匹だったというけど、生まれては里子に出して、現在は４匹に落ち着いたMeerschwein。何度飼っても死んでしまうので諦めたのか、今は亡き熱帯魚・・・・などなど。こんなにすき放題飼ってて大丈夫なんだろうか、と思ってしまう。

村のアパートはペットに関しては緩いのかも、と思っていたけど、大きな街でも状況は同じらしい。わりと大型犬連れの若者をよく見かける。戸建の家でも、ジャーマンシェパード、ボクサー犬を家の中で飼ってるところが多い。「全体的に賃貸の類は飽和状態。そんなのにいろいろと規制なんかしたら、誰も借りないよ。ペットも家族同然というのは当たり前だしね」とダンナ。うちは・・・・たぶん犬猫の類は飼わないだろうな。犬を室内で飼うのはちょっと抵抗があるし。猫も・・・家に閉じ込めるのもかわいそうだから飼わないかな。